労働に見合った賃金になっていない

トラックドライバーは、2006年をピークに減少し、すでに14万人のドライバー不足になっています。
トラックドライバーが不足している原因としては、長時間労働にも関わらず、それに見合った賃金が支払われていないとうことがあります。

たとえば東京から大阪までトラックドライバーがトラックに荷物を積み運び、現地に到着したら、荷物の荷下ろしもドライバー自身が行わないとなりません。
日夜他のトラック会社との競争のために、目的地までの時間もぎりぎりの時間設定のことも多く、寝る間を惜しんで運転して目的地に行くこともあります。

また長距離となれば高速道路を使えば早いですが、経費削減のためから高速代金は会社から出ずドライバー持ちとなることもあります。
このために高速を使わず一般道を使い、寝ずに走り目的地に行くというドライバーもいるのです。

増えすぎたトラック

トラックドライバーの労働環境が良くないことは、トラック会社が増え、トラックも増えたことにあります。
簡単にトラック業界に他業種から参入できるようになり、その時から劇的にトラック会社は増えました。
このために、他社との競争も生まれ、自然と荷運びを請け負う代金も安くして仕事を得て、それがドライバーの賃金に反映されます。

またトラックの事故も時には起こり、これはドライバーの不注意もありますが、過労で疲れも影響しているのではないかと言われています。
このようなトラックの事故報道は、そのまま悪いイメージとなり、これが人手不足を誘発します。

ドライバー不足の影響

トラックドライバーが不足すれば、それは流通が成り立たなくなるということを示します。
インターネットの通販が定着し、需要が高まる中で、相反してドライバーは減っていっています。
通販会社からの荷物の送料も、出来るだけ安くしろとトラック会社に言い、安い運賃で荷物を運ぶのも、ドライバーを不足させます。

ドライバー不足は、以下のような影響を与えるかもしれません。
・送料が高くなり、通販で買い物したら商品代金と同じぐらいになる
・工事現場に資材が届かず、工事が中断する
・送料無料や翌日配送の通販サイトがなくなる
このようなことが予想されます。

ただドライバー不足で大変だと注意喚起しても、ドライバーが増えていくわけではありません。
やはりドライバーの労働環境の改善と、賃金の改善を行わないことには、減っているドライバーが増えていくことはないでしょう。
このようなことを踏まえて、ドライバー不足が問題になってきているなか、就業環境の改善などを行い求人するような会社も出てきています。
少しずつ改善はされているのかもしれません。